厚木市議会の「時間とコスト」を見える化してみた

一般質問の【1分】はいくら?
市民の皆さんがテレビやネットで目にする「議員の一般質問」。
その1分間に、実はどれほどの税金が使われているかご存知でしょうか?
厚木市議会は現在、28人の議員で構成されています。
このうち、正副議長と監査の3人を除く25人が一般質問を行うことができます。
1人あたりの持ち時間は50分。年に4回の定例会で質問できるため、
年間ではおよそ 5,000分(約83時間) の質問が行われている計算です。
議会にかかるお金をもとに試算してみる
議員報酬(月額+期末手当)を含めると、
1人あたりの年間報酬は約 750万円。(役職手当は別)
28人分で 約2億1,000万円 になります。
さらに、政務活動費は1人あたり年間72万円。28人で約1500万円です。(不用額は返還です)
また、議会運営にかかる人件費・事務費などを含めると、
議会経費は 年間およそ1.5億円〜2億円 と見積もられます。
この総額を一般質問の時間で割ると
一般質問1分あたりのコスト:およそ4〜5万円(下限)、7万5000円(上限)となります。
つまり、議員が1分間質問するあいだに、
その裏では数万円分の公費が動いているのです。

数字が示すもの
もちろん、議会の仕事は質問だけではありません。
条例審査、予算の議決、委員会活動、市民相談など、多岐にわたります。
それでも、この「1分=数万円」という数字は、
議員一人ひとりが【限られた時間で何を問い、何を行うのか】を意識するきっかけになります。
質問の準備不足や通り一遍のやりとりは、それだけで市民の負担にもつながる。
逆に、的を射た質問や政策提言は、その1分で市の方向を変える力を持ちます。
一般質問以外の「議員活動1時間」はいくら?
では、議会以外の日々の活動
地域行事の参加、市民相談、現場調査、委員会準備など
その1時間には、どれほどのコストがかかっているのでしょうか。
議員は年間を通して、定例会・委員会・地域活動などを合わせて
おおよそ1,500〜2,000時間程度活動していると想定されます。
ここでは中間値として 1,800時間/年 で試算します。
一般質問(年間83時間)を除くと、残りの活動時間は 約1,700時間。
議員報酬+議会運営費を合わせた
1人あたりの実質コストは年間 約1,460万〜1,640万円 と見積もられます。
これを1,800時間で割ると
議員活動1時間あたり 約8,000〜9,000円
という結果になります。
議員個々の活動については各媒体や本人からの報告などをご覧ください

見える化の意義
「一般質問1分=約4〜7万円」
「日常活動1時間=約8,000〜9,000円」
この2つの数字を並べてみると、
議会という場の【密度】と、日常活動の【積み重ね】の両方が
どれほど価値を持つかが見えてきます。
議員が地域で過ごす1時間も、
質問のために準備する1日も、
すべてが市民の税金によって支えられている。
だからこそ、
「1分も、1時間も、意味ある時間にする」
その意識が問われているのです。

あとがき
議会は、市民の声を行政に届けるための大切な場です。
その原点を忘れず、今後もしっかり働いていきます。
一般質問は必ず行う。これは当然です。
市民相談を受け、今ある政策からこぼれてしまった人、事、物に気づきます。質問を行い、足りない政策は立てて行くよう提言を重ねます。
真剣に議論する時間は居眠りしません。
議会以外の活動を積極的に発信します。
市民への報告・情報発信を怠りません。
議員は、市民の代表である前に「公のために働く一人の職務者」です。
一人ひとりがその責任を胸に、日々の活動を可視化し、
対話を続ける姿勢こそが、政治への信頼を取り戻す道だと思います。
「見える議会」「語る議員」。
何を言ったか、何をやったか
それを知っていくことが、
厚木の未来をより良くする第一歩になるはずです。
実際の経費には委員会活動・庁内調査・政務活動費なども含まれます。
本記事「見える化」のためのものですのでご承知おきください。
▼厚木市議会基本条例について▼
https://www.city.atsugi.kanagawa.jp/soshiki/gikaisomuka/11/5/6116.html
厚木市議会議員:望月 真実(もちづきまみ)