令和7年

令和7年厚木市議会第2回会議 一般質問【ペットとの同行・同伴避難について】

ペットとの同行・同伴避難について

『同行避難』と『同伴避難』の違いを、改めて再確認しておきます。
※環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」から抜粋して紹介します。

同行避難

ペットとともに安全な場所まで避難する行為、いわゆる避難の『行動』を示す言葉です。

同伴避難

避難所でペットを飼養管理すること、いわゆる状態を指します。

同伴避難は、指定避難所等で、飼い主とペットが同じ場所で生活すること、もしくは、別室で過ごすことになるが避難生活は可能、という両方を兼ね備えた意味を表現します。その環境は避難所によって異なることに留意が必要である、ということです。

ペットとの同行・同伴避難について

もちづきまみ

避難所で一緒に避難生活をする専用避難所の新規の指定を希望し、提案しました。

市長

本市では、これまでに荻野運動公園駐車場や文化会館駐車場を車中泊避難場所として確保するとともに、避難所では、ペットの専用スペースを指定してまいりました。

しかしながら、避難所では動物が苦手な方やアレルギーを持っている方等への特別な配慮が求められ、同伴避難が困難になる場合も想定できますので、同伴避難専用の避難所の設置について今後検討してまいります。

まとめ

この回答はいわゆる「満額回答」と言うものです。
新規で専用避難所が設置されますので、運用の方法や準備など管理者と共に協議が進んでいくと思いますので、詳細はまた報告します。

もちづきまみ

災害が発生し、いざ避難となるとペット同伴の受け入れにはまだ混乱もある状態です。本市の48ヶ所の避難所ではペットスペースの確保をするという準備がとられています。避難所運営委員会での周知徹底を希望します。

企画部長

避難所運営委員会のメンバーも定期的に変更がありますので、毎年度開催している全体会議の中で改めて「災害時におけるペット同行避難受入れマニュアル」を周知してまいります。

来年度から新たに、避難所運営の初動を円滑に進めるための事項を、指示カードにまとめたファースト・ミッション・ボックスを各避難所に導入いたしますが、指示事項の中に、ペットの飼養スペースの確保について記載することで、全ての避難所でペット同伴避難への対応を図ってまいります。

まとめ

狂犬病集団予防接収でのチラシ配布や避難訓練の実施、動物病院での周知などを提案し、ペット避難が浸透してきた感はあります。今後もポスター・チラシ等の紙媒体、LINE等の各種SNS、デジタルサイネージなど、複数の広報媒体を活用して、様々なイベントや講演会において、広く市民に向けた効果的な周知・啓発を求めました。

ペットを飼育していない避難者と飼育している避難者との双方の理解を深めるとともに、避難所における様々な課題を検証していきます。
各地区において実践的なペット同行避難訓練を行っていただくよう要望しました。

厚木市議会議員:もちづき まみ

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