令和7年

令和7年6月議会 一般質問【② 厚木消防署 本署の再整備について】

厚木消防署 本署の再整備について

現在の厚木消防署本署庁舎は、昭和47年(1972年)竣工で、現在52年が経過しています。
現地での建て替え方針が示され、同時に建て替え期間中の仮庁舎について、市内2カ所に分散配置する方針も示されました。機動性と消防力の維持を重視した合理的な判断と評価できます。

その内容についていくつか質問させていただきました。

もちづきまみ

現在の進捗状況はどうか

市長

本署の再整備に関する進捗(しんちょく)状況については、適地選定などを踏まえた方向性の検討を行い、現在地での建て替えとする再整備方針の策定に向け準備を進めているところです。

もちづきまみ

仮庁舎2箇所の場所と、詳しい運用方法を教えてください。

市長

ハローワーク厚木環境センターの2箇所を検討しており、中心市街地における消防・救急需要に的確に対応するほか、市内全域への出動を考慮した効果的な運用を図ってまいります。

消防庁

ハローワーク厚木は、中心市街地の火災や年々増加している救急需要に的確に対応するため、消防隊と救急隊の配備を予定しています。また、環境センターは、管理棟の一部を仮庁舎として活用し、指揮隊と大型車両を運用する高度救助隊を配備し、中心市街地はもとより、市内全域への迅速な出動を可能とすることで、消防力の機能維持を図ります。

もちづきまみ

その2ケ所は現存のまま使用できるのか、多少の改修を加えるのか。仮眠室、訓練施設、食堂、風呂などが十分でない可能性があるか、大丈夫か。また、長期間の仮設勤務で隊員のストレスや士気低下も懸念されるが対応策は。

消防庁

基本的には、既存の建物をそのまま利用します。出動指令放送設備や消防無線関係など、災害出動に必要となる設備のほか、ハローワーク厚木については、簡易シャワー設備など当直業務で必要となる設備を必要最小限整備する予定です。
また、仮庁舎での勤務環境については、ストレス軽減を図れるよう調整してまいります。

もちづきまみ

新庁舎建設に向け、どの様な事を主に検討していますか。

消防庁

大型車庫の確保となる厚木本署には、はしご車や救助工作車などの大型車両が配置されます。地震の横揺れなどにより、車両同士が接触してしまわないよう有効な車両間隔が必要となるので、一定の車両間隔と必要に応じた車庫面積の確保を検討しております。
また、仮眠室については、感染症の予防やプライバシー保護の観点からも、個室化を検討しております。

まとめ

仮庁舎の運用開始と詳細はまだ先の話ですが、具体的なスケジュールと施設内容の公表は決定次第、市民への周知をお願います。

厚木市の消防力を維持・向上させるため、仮庁舎の運用と新本署の建設が円滑に進むことを期待します。

厚木市議会議員:もちづき まみ

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