駅前の課題

地域問題

駅前での客引き行為や路上喫煙、規制して欲しいと思いますか?

厚木市の暮らしを守る条例改正が12月議会に提案されました

議案第106号・第108号のポイントと意義
令和7年(2025年)12月定例会において、【厚木市客引き行為等防止条例の一部改正(議案第106号)】と、
【厚木市みんなで守る美しい環境のまちづくり条例の一部改正(議案第108号)】が審議されています。
これらの改正は、街なかの安全・安心環境の向上を目的としており、公共空間における迷惑行為や受動喫煙への対応を強化するものです。

迷惑行為-1

1 条例改正の趣旨

客引き行為等防止条例(議案第106号)
厚木市では、本厚木駅周辺を中心に客引きや勧誘・たむろ行為などによる市民の不安・迷惑が指摘されてきました(現行条例の趣旨)。これを受け、条例の実効性を高めるため、規制対象や措置内容を見直す改正が検討されています。
美しい環境のまちづくり条例(議案第108号)
路上喫煙禁止区域における規制について、現行では指導しかできないため効果が限定的との意見があり、禁止区域内での違反行為に対し過料(罰則)を設け、実効性を高める方向での改正が提案されています。美しいまちの環境美化・安全確保が趣旨です。

2 改正の主要ポイント

客引き行為等防止条例

改正におけるおもなポイントは以下の通りです。

規制対象の明確化・強化
◆ 客引き行為だけでなく、勧誘・たむろなどの関連行為について対象を明確化・拡大する方向が示されています。
実効性の強化策
◆ 事業者等への立入調査権限付与など、違反行為を把握しやすくする仕組みが盛り込まれています。 もちろん罰則規定(過料50,000円)も盛り込まれました。

※改正骨子案に関して市内でパブリックコメントも実施されており、市民意見を条例案に反映しています。

もう少しわかりやすく伝えると、キャバクラの客引き以外にも居酒屋やカラオケ店などによる勧誘、声掛けも規制の対象になる、ということです。
指定区域は以下を確認願います。

迷惑行為-3

美しい環境のまちづくり条例

こちらの改正の目玉は以下です。

路上喫煙禁止区域内での「過料」の新設
◆ 違反者に対する行政上の罰則措置として過料を設定。現行は指導に留まっていた規定を見直します。
禁止区域の見直し(拡大へ)・周知の強化
◆ 客引き行為防止区域と連携した形で、重点的な区域指定と周知の徹底が進められています。
厚木市みんなで守る美しい環境のまちづくり条例の一部改正の骨子
https://www.city.atsugi.kanagawa.jp/material/files/group/35/pabukomekekka.pdf

3 背景・改正に至った理由

社会的背景
◆ 本厚木駅周辺では、客引き・勧誘等の行為が繰り返され 通行の妨げや市民の不安の要因となっているとの指摘が長年ありました
◆ また、神奈川県の迷惑行為防止条例の改正もあり、市独自の規制強化も必要との声が出ています。
 環境整備の必要
◆ 路上喫煙を含むマナー違反行為は、環境美化だけでなく受動喫煙防止・安心安全の観点からも対応が求められてきました。
迷惑行為-4

4 今後のスケジュール

◎ 環境教育常任委員会で詳細な審議が行われ(12月12日)賛成全員で可決されました。
◎ 成立後、公布・施行日が定められ、周知期間を経て施行となります。
(令和8年4月1日 改正条例施行予定)

あとがき

厚木市が進める今回の条例改正は、2025年12月定例会で審議されています。(可決後、施行は令和8年4月1日からです。(※一部公布の日から)
街なかの安心・安全を高めるための重要な制度見直しです。

ポイントは、客引き行為や路上喫煙といった迷惑行為を「禁止するだけ」で終わらせない、罰則規定を盛り込んだという点にあります。
これまで曖昧になりがちだった注意・指導・対応の流れを整理し、行政として「どう動くのか」「どこまで対応するのか」を明確にしようとしています。

市民の立場から見れば◆ 「何がダメなのか」が分かりやすくなる
◆ 迷惑行為を見かけたときに、市が対応できる根拠がはっきりする
◆ 結果として、通学路や駅周辺、商業エリアの安心感が高まる

といった日常生活に直結する変化が期待されます。

一方で、条例はつくるだけでは効果が出ません。
周知の方法、現場での運用、指導の仕方が市民に理解され、納得されて初めて、街のルールとして根づいていきます。

今回の改正は、「ルールで縛るための条例」ではなく、
「みんなが気持ちよく暮らすための共通ルールを整える試み」と捉えることができます。

今後は条例成立後の運用方針、市民への説明のあり方が重要な注目点となります。
制度が現場でどう生かされるのか・・・
その行方を、市民一人ひとりが自分の暮らしに引き寄せて見ていくことが求められています。

厚木市議会議員:望月 真実(もちづきまみ)

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