令和5年

令和5年第2回厚木市議会第7回会議【市立中学校での学習の取組について】

12月定例会議が終了しました。
こちらでは、7回会議(12月定例会議) 一般質問のご報告をお知らせします。

市立中学校での学習の取組について

〜高校入試という人生で初めての選択と関門突破は学校内外や家庭において周りのサポートが必要です〜

望月真実

中間テストの廃止について、見解は。

教育委員会

指導と評価の一体化に向け、ペーパーテストだけではなく、学習場面等から丁寧に生徒の学習状況を見とることを重視した取組であり、評価手法の一つとして有効であると認識している。各学校では、多様な評価方法で、学習状況を把握するよう努めている。教育委員会は指導と評価が適切に行われるよう支援している。

望月真実

そもそも何故、中間テストを廃止する方向に至ったのか、今後は定期テストの全廃に移行していくのか。校長の判断状況や各学校の状況はどうなのか。

教育委員会

学期末や学年末など、事後での学習評価場面が中心である場合、その結果の把握のみに終始し、その後の学習改善につなげにくい等の課題の指摘がされたことを受け、新しい学習指導要領では、学習のまとまりごとの指導と評価により、見通しと振り返りによる、より主体的に学ぶ意欲をはぐくむことが求められている。それに関連し、各学校では、資質・能力のバランスのとれた学びと、多面的・多角的な学習評価の工夫・改善を進めている。定期試験の廃止に関する検討は、本年度の8月末に各中学校に聞いたところ、次年度以降、廃止の是非に向けた検討を予定している中学校は2校と聞いている。

望月真実

「多様な評価方法」とは、中間、期末テスト以外の具体的内容は。また、と正しい判断(評価)とは、どんな基準で判断するのか。

教育委員会

知識や技能の定着を図るための場面では、単語や計算などのペーパーテストや英語の表現などを見る実技の試験がある。表現する力を見る場面では、特定のテーマについて自分なりに考え、知識や技能を用いてレポートやスピーチ、クループディスカッションなど行っている。多面的手法は自己の達成度を知り、その後の学習の振り返りや見通し、また目標を持つことができる。指導者側も振り返りや改善に繋げることができ、工夫改善に努めている。達成度の判断は、各学校の担当教員が生徒の実態を踏まえつつ、十分に検討をして設定している。

望月真実

子ども達の重荷とならない現場運営の指導をお願いする。

望月真実

来年度から高校入試が一部変わる。二次選考は観点別評価が重要となり、二次選考に与える影響度は少なからずあるかと思っている。新たな形での指導と評価を進めるにあたり、先生の研修も充実させ、双方が良くなる環境づくりをお願いする。

まとめ

神奈川県立高校の入試は未だに内申と学科テストに重きがあり(二次選考は観点別と学力)評定重視傾向は変わらない。今や高校進学率は95%。

中間テストの廃止や定期テスト全廃など、今後は変化してくる学校も増えると思うが、変更初年度は少なからず犠牲、なのか、幸運なのか、混乱や変化への対応が生じる。

対象生徒と保護者は目の前の入試対策に必死で取り組んでいるが、不安を抱えているかもしれない。子どもの順応性は大人が考えるそれを超えるスピードだということを分かってはいるが、その対象となっている生徒と保護者を最も丁寧にサポートすべきである。

厚木市ホームページ:会議の結果
▼ こちらから ▼
https://atsugi.gijiroku.com/g07_Video_View.asp?SrchID=638

引き続き、全力で取り組みます。
よろしくお願いいたします。

厚木市議会議員:望月 真実(もちづきまみ)

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