子どもの成長にはいくつもの【節目】がある
子どもの成長にはいくつもの【節目】がありますが、
意外と親の胸をざわつかせるのが「歯の生え変わり」です。

ある日、下の前歯がグラグラし始めたとき、息子は大興奮。
「ついに自分の番がきたー!!」と嬉しさを爆発させ、
鏡をのぞいてはドヤ顔。ずっと触ってユラユラ…ユラユラ…。
親としては「そんなに揺らして大丈夫?」とハラハラしつつも、
その誇らしげな姿がなんだか頼もしく見えて、そっと見守ることにしました。
ご飯を食べながら「グラグラして噛めない!」と騒いだり、ジィジバァバにわざわざ見せに行ったり。
小さな歯が抜けそうかどうかで、一日の話題が持ちきりになるのです。
抜けた歯の扱い方
乳歯はだいたい6歳ごろから抜け始め、小学校低学年のうちに順々に大人の歯へバトンタッチしていきます。
抜けた歯の扱い方も家庭によってさまざま。
「屋根に投げる」「床下に投げる」「ケースにしまう」どれも正解で、どれも素敵な思い出です。
歯に糸をつけてドアノブに結んで抜く…なんていう【昔ながらの儀式】も経験しました。
とはいえ最近は「自然に抜けるのを待つ」ほうが歯並びにも優しいと聞いて、少し反省。
生え変わりの前後のケア
生え変わりの前後のケアとしてフッ素コーティングがありますよね。
賛否ありますが
我が家は、フッ素【あり派】でした。
そのおかげか、あるいは日々の歯磨きの賜物か、
今のところ虫歯ゼロ。21歳になる息子は虫歯経験がありません。
乳歯最大のエピソード
忘れもしない保育園の最終日。
お友達と遊んでいて転び、上の前歯2本が折れました。
保育園からの連絡でビックリしすぎて声が出なかったのを今でも覚えています。
慌てて仕事を切り上げ、お迎えからの歯科医院へ。消毒のみの対応で様子を見るしかないとの事でした。
心の中では
「どうせ永久歯が生えるから大丈夫!」と思っていました…
そのまま放置してしまった結果、見事に出っ歯になりました。
本人的には気になって気になって仕方なかったようです。中学の頃から矯正したいと言われておりました…
早めにやりましょうという家族会議の結果を持っていざ矯正歯科へ。

担当医のアドバイス
抜歯や痛みに耐えながら運動するのはパフォーマンスに影響出るかもよ…という担当医のアドバイスを受けて、部活引退したらということになりました。
しかーし、部活引退と同時に高校受験の準備です。
というなんとも忙しいスケジュールを潜り抜けやっとの思いで辿り着いた矯正。
中学校を卒業し、高校の入学直前という慌ただしい矯正スタートとなりました。
マウスピース矯正など流行り出していたので色々と探りましたが、診察の結果はワイヤー装着タイプ。
これがなんと約150万円。
親としてはトホホな出費ですが「あの時の放置の代償」です。
今後は就活もあり、先々の社会生活を考えるとやるべきだと即決。
コロナ禍のマスク生活とオンライン授業の高校3年間で矯正完了しました。

あのとき「生え変わり期から歯並びを気にしておけば…」と、今になって思うのです。
小さな歯が一本抜けるだけで、笑って、ドキドキして、そして少しハラハラもする。
「歯の生え変わり」は、親にとっても【子どもの成長を見守る力試し】なのかもしれません。
厚木市議会議員:望月 真実(もちづきまみ)