シングルマザーの子育て

小学校入学にあたって

保育園の卒園式。感動の涙…のあとも、子どもはいつも通り登園。
「え、卒園式の次の日から通常モードで登園なのか？！」と内心つっこみつつ、預けられるありがたみを痛感していました。
3月31日の年度末をもって、いよいよ“本当の卒園”となりました。

そしてやってきた入学式までの1週間。
保育園はもうない、小学校はまだ始まらない。
とは言え、入所が決定している児童クラブ（当時は学童と呼んでいました）にいきなり預けて馴染めるのか？などなど悩みに悩んでいました。

この謎の“宙ぶらりん期間”をどう乗り越えるのか…？ 我が家の答えはただひとつ。ジィジ・バァバの登場です。もしジィジバァバが近くにいなかったら、私は確実に詰んでました（笑）。

馴染めるか否か、今後この課題は解消すべきですが…
親の体力と実家パワーで乗り切るのが暗黙のルールになるのは避けたいことだと思います。

働く親の味方として課題解決に向けて動きます。

が、この1週間を義務教育前の親子時間として過ごす事もできますね、という捉え方もあります。
それぞれのご家庭で工夫して欲しいと思います。

ここまで来る以前に、親の“試練ロード”はもう始まっていたのでした。
待ち受けていたのは入学説明会・健康診断・学童申込みの三大イベント。
それぞれ駆け足で過ぎ去りました。
働く親、シングルマザーは仕事との調整はもちろん、家庭での時間外労務に苦労しました。現在はオンライン申請が導入され、いくらか軽減されましたが…。

卒園の余韻に浸る間もなく次は【入学準備編】

親の本当の苦行がここにあった

入学説明会で渡された副教材の山。
「鉛筆や消しゴムなど、持ち物には名前を書いてください」とさらりと言われましたが、その実態は地獄の苦行でした。

鉛筆1本1本、消しゴムのすみっこ、三角定規の端っこ…。さらには算数セット。
おはじき、時計、サイコロがいくつも入っていて、極めつけは最大の難関・計算カード！ 「これ何枚あるんだっけ？！」と数える前に心が折れそうになります。

「これ全部に書くんですか？」と叫びたくなる量。しかも色鉛筆。12色ならまだしも、調子に乗って24色を買ってしまった私は大後悔。結局、倍の時間がかかるという罠に見事にハマりました。

どれだけ時間を費やしたかは覚えていません。
ただひとつ確かなのは【仕事よりも集中した】ということ（笑）。
夜な夜な細かい文房具と向き合いながら、「これ、忍耐力テストだよね？」と自分に言い聞かせていました。夜中に叫び出したくなる衝動に駆られたことも、今となっては良い（？）思い出です。

親泣かせの算数セットと名入れシール

文房具は名前シールをペタペタ貼ればまだマシですが、手書きで1cm×5mmのスペースに名前を書き込む細かさは、経験した者しか分からない苦難です。
最近では名入れ印刷シールまで登場し、時代の進化を感じますが、それでも親の負担はゼロにはなりません。

布製品VS親の根気

さらに待ち受けるのは、布製品の名前入れ。タオルや袋類はシールでは済まず、アイロンシートや縫い付けが必須です。まずはシートを購入するところから準備が始まります。

時短を狙ってアイロンシートを買ったものの、ふと気づけば―我が家にはアイロンがない（笑）。仕方なくシート片手に実家へ駆け込み、ジィジバァバのアイロンを借りる羽目になりました。
のちに「子どもの消耗の激しさ」に追いつくため、結局わが家でもアイロンを購入。めでたく“子育てに必須な家電リスト”に仲間入りを果たしたのでした。

指定袋から始まる謎ルール

持ち物ひとつひとつに“指定の袋”や“細かいルール”が存在するため、親の脳内はフル回転です。
「給食袋はこのサイズでOK？」「上履き袋、ちょっと大きすぎる？」「体操服は巾着型？！」「その袋、また名前!?」ツッコミどころ満載です。

現在も続いていますか？ 現役の親御さんのお声をぜひ聞かせてください！！

勉強机デビューは新たな試練の始まり

名前入れ地獄と布製品の試練をなんとか乗り越えたと思ったのも束の間。
ピカピカの机が届きました！

「入学を機に、そろそろ勉強机を」と考える家庭も多いはず。
机の引き出しを開けてみれば、あの苦労して名入れした鉛筆や色鉛筆がぎっしり。整然と並べた姿にうっとりしたのも束の間、子どもが自由に広げた瞬間、机の上は“文具市場のセール会場”状態に…。

理想の「きれいに片付いた机」は、どうやら数分間しか保てないようです。
結果として「机の整理整頓」という新たな日課が、親のタスクに堂々と追加されました。

親の心境：達成感と不安のミックス

ランドセルも机も、準備の段階では“理想の未来”しか思い描けません。
けれど現実は、日々のドタバタにあっという間に上書きされていくもの。

それでも、入学式を前にしたこの瞬間は、親にとっても子にとっても新しい生活のスタートライン。
達成感と不安が入り混じる、忘れられないひとコマになりました。
そうして迎えた入学式。子どものランドセルはピカピカ。
だけど親の私は、すでに達成感と疲労感で燃え尽きていました…。

厚木市議会議員：望月 真実（もちづきまみ）

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※外部サイトはあくまで参考であり、私個人が推薦しているわけではありません

3歳からの習い事デビュー