中野区役所の新庁舎を視察

視察

〜市民にやさしく、環境にもやさしい次世代型区役所〜

7月24日(木)議員クラブで中野区役所の新庁舎を視察しました。

中野区役所-1

2024年に全面開庁したこの新庁舎は、環境性能の高さと市民サービスの革新性を兼ね備えた、まさに「次世代型行政施設」として注目されています。

新庁舎は、環境省が定めるZEB Ready(ゼブ・レディ)認証を取得しており、建物全体が高い省エネ性能を持っています。自然光をふんだんに取り入れた吹き抜け構造、高性能な断熱材、空調の自動制御などが随所に施されており、脱炭素社会の実現に向けた自治体の本気度を感じさせる施設となっていました。

そして何よりも印象的だったのは、「動かない窓口」の仕組みです。従来のように住民が各課を歩いて手続きを進めるのではなく、職員や情報が動くことで、1つの窓口で複数の手続きを完結できる設計となっています。これにより、1日2,000人を超える来庁者にもスムーズに対応が可能であり、高齢者や障がいのある方、子連れの来庁者にとっても非常にやさしい区役所となっています。

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子育て世代への配慮

館内にはキッズスペースや授乳室、多目的トイレも整備されており、子育て世代への配慮も行き届いていました。
また、住民票や戸籍などの証明書は自動発行機で手軽に取得可能で、利便性と効率性を高いレベルで両立しています。

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ペーパーレス業務が推進

さらに職員の執務環境にも注目すべき点がありました。フリーアドレス制を採用した執務スペースでは、ICTを活用したペーパーレス業務が推進されており、職員間の連携がスムーズになり、働きやすい環境が整備されていました。

中野区新庁舎の設計思想は、「建て替え」ではなく「行政サービスの進化」
市民目線と持続可能性の両立という観点から、私たちのまちにおいても多くの示唆を与えてくれるものでした。

中野市役所-4

厚木市においても、今後の庁舎整備や行政サービスの在り方を検討する際に、今回の視察で得た知見をしっかりと活かしてまいります。

このような貴重な機会をご提供くださった中野区役所の皆さまに、心より感謝申し上げます。

中野市役所-5

厚木市議会議員:望月 真実(もちづきまみ)

 

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