親子の関わり方〜大学受験編
息子の大学受験は2022年の夏から冬でした。AO入試(総合型選抜)にチャレンジする事になり、高校2年の春休みから受験対策の塾に通い始めました。
結果を先に伝えると、希望校2校とも不合格。
当初はひどく落ち込んだものです。
しかし親子二人三脚での歩みは、これまで以上の絆と結束を生み出したと思っています。
「AO入試で行く」言われた時、私の時代には無かった制度だったために無知の極み…でも、困っている暇はなく情報収集に奔走しました。
大学の学部学科、学びの特徴やスタイル、倍率、合格傾向、就活の状況などなど必死で頭に入れました。
今となって思うのは、受験生の親は我が子が希望する学校(大学、高校や中学受験においても)の情報を入れておくべきだと言うこと。
そして周りからの評価やその他の学校情報も知っておくと良いと思います。
息子は『一番近くにいる相談相手は親』だと言います。
相談されて何も答えられない、アドバイスできない、そんな親にはなりたくなかった。シングルマザーという言い訳はしたくなかった、いつも全身全霊で向き合っていたかった。その想いが私を駆り立ててくれました。
しかし受験とは一筋縄ではいかないものです。
毎日のように親子喧嘩。
特にひどかったのは面接練習…
経営者で採用面接を経験している私は厳しい質問を投げかけ、答えられない息子に苛立ちを覚え、お互い嫌な気分になり、しばらく目も合わせず口も聞かず、でした。
親子それぞれ全力だった、合格への思いが強過ぎていた、お互いを尊重できなくなっていた…頑張りすぎていたのかもしれません。
受験を通して得た物は言葉で表現できない親子愛です。
息子から
「私が親で良かった。親として大人として尊敬してます。人生の経験値が高い真実さん(息子は私をこう呼びます)で本当に良かったです。」
と言われました。今思い出しても泣けてきます。
紆余曲折あった私の人生が役立つ時があるんだと救われた言葉です。
親として何ができるか、個々の家庭での考え方や進め方があると思います。
合格した時に一緒に喜ぶのか褒めるのか、不合格だった時は慰めるのか一緒に悲しむのか、前を向くための言葉は何を発すれば良いのか、親子だからこそ理解し合えると思います。
子育ては社会に出すまで続きます。親の皆さま、一緒に進んで参りましょう!!
厚木市議会議員:もちづきまみ