「50年後の自分」から届いた、一通の手紙。
選挙、ぶっちゃけめんどくさい。でも「他人任せ」はもっと高くつく。
10年後、あなたは何歳になっていますか。 20年後、まだ現役でバリバリと働いているでしょうか。
30年後の自分の暮らしを、具体的に、色鮮やかに想像できますか。
40年後、公的年金はどのような形であなたの手元に届いているでしょうか。
そして50年後。あなたは鏡の中の自分を見て、笑って「いい人生だった」と言えているでしょうか。
こうした問いを、日常の中でじっくり考える時間は、実はあまりありません。
朝起きて、仕事へ行き、溜まった家事をこなし、育児や介護に追われる。スマホを開けば、絶え間なく流れてくるニュースやSNSの通知。
私たちは常に「今、この瞬間」を生き抜くことで精一杯で、未来の話はどこか遠い銀河の出来事のように、無意識のうちに後回しにされてしまいます。
けれど、忘れてはいけないことがあります。 その「未来」は、ある日突然、誰かが用意した舞台として現れるものではありません。
今日あなたが選んだランチ、今日あなたが交わした言葉、そして今日あなたが行った(あるいは行わなかった)決断。
その微細な積み重ねの延長線上に、50年後のあなたの日常は静かにつながっています。
選挙というアクションも、まさにその一つ。
これは「社会のため」というより、もっと切実な「未来の自分の取り分」を決めるための、静かな戦いなのです。

「誰がやっても同じ」という言葉が、一番損をしている理由。
「誰がやっても同じ」 「自分の一票で何かが変わるとは思えない」
そう感じたことが一度もない人は、今の日本にどれくらいいるでしょうか。
特に、変化の激しい時代を生きる現役世代や若い世代ほど、そうした無力感に似た感情を抱かされてきたかもしれません。
しかし、少しだけ視点を変えて、冷徹なまでに現実を見つめてみてください。
今の社会制度、税金の使われ方、子育て支援の充実度、教育の質、働き方のルール、年金制度、そして医療の仕組み。
これらは決して、天から降ってきたものでも、誰かが勝手に決めた独裁的なルールでもありません。
これらはすべて、これまでの選挙において「投票した人たちの意思」が、長い年月をかけて蓄積され、反映されてきた結果です。
厳しい言い方をすれば、投票しないという選択は、「今の仕組み、今の流れのままでいい」と、現状を100%肯定して委任しているのと、政治の世界ではほぼ同じ意味を持ちます。
それは、特定の政治家だけの責任ではありません。行政だけの責任でもありません。
有権者である、私たち一人ひとりの「静かな意思表示」の結果なのです。
届かない声は、この国では「存在しない」ことにされる。
民主主義のルールは、驚くほどシンプルで、残酷です。
「投票する人の声は、届く」 「投票しない人の声は、制度上、存在しないものとして扱われる」
若い世代の投票率が低いと言われる中で、国や自治体の政策がどうしても高齢世代寄りになってしまうのは、実はある意味で民主主義が正しく機能している結果とも言えます。
数として、そして明確な意思として表に現れている声が、そちらにあるからです。
政治家は、自分に一票を投じてくれる人の方を向きます。これは善悪の問題ではなく、仕組みの問題です。
もしあなたが経営者なら、自社の商品を熱心に買ってくれるファンと、一度も店に来ない人のどちらを優先してサービスを改善するでしょうか。答えは明白です。
だからこそ、選挙は「誰か立派な人のため」や「社会貢献のため」という抽象的な目的で行くものではありません。
それはもっと切実で、もっと個人的な、「未来の自分の取り分を確保するため」の投資なのです。

完璧な候補者なんていない。でも「マシな未来」は自分でつくれる。
「詳しくないから選べない」「完璧な候補者がいない」というのも、よく聞く言葉です。
でも、考えてみてください。
私たちの日常で、100%自分の理想通りの商品や、100%意見が一致する友人、100%不満のない職場なんて存在するでしょうか。
選挙も同じです。 100点の候補者を探す必要はありません。100%共感できる政策パッケージがなくても構いません。
大切なのは、提示された選択肢の中から「どちらがよりマシか」「どちらが自分の理想とする未来に0.1ミリでも近いか」を判断することです。
「今より少しでも良くしたい」 「これ以上、悪くしたくない」
その小さな、けれど切実な意思を、投票という物理的なアクションに変換することに意味があります。
その一歩が、政治家に対して「ここに、私の世代の意思がある」という強力なシグナルになります。
未来の自分と待ち合わせ。あなたの人生の主導権を、誰にも渡さないために。
未来をつくるのは、テレビの中にいる特別な誰かではありません。
ここで暮らし、満員電車に揺られ、働き、大切な人と食事をし、子どもを育て、そしていつか必ず歳を重ねていく、私たち自身です。
10年後のあなた。 20年後の家族の姿。 30年後の新しい働き方。 40年後の落ち着いた暮らし。 50年後の心穏やかな安心。
それらを他人任せにせず、自分の手で手繰り寄せること。 選挙に行くという行為は、決して大げさな革命ではありません。
しかし、自分の人生の主導権を「自分の手に取り戻す」ための、もっとも静かで、もっとも確かな一歩なのです。
想像してみてください。50年後、鏡の前で微笑むあなたを。
その微笑みは、もしかすると、数十年前にあなたが投じた「あの一票」から始まっているのかもしれません。
次の選挙の日。 ほんの少しだけ時間をとって、「未来の自分」と待ち合わせをするつもりで、投票所に足を運んでみませんか。
厚木市議会議員:望月 真実(もちづきまみ)
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衆議院議員総選挙 特設ページ
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