子どもを育てながら働く

それはもう特別な選択ではなく、当たり前の生き方になってきました。
けれど現実はどうでしょう。
保育園の入園手続き、点数制度、預け先の確保、急な発熱、学童の定員…
どこかで必ず壁にぶつかります。
◆ 議案第104号
◆ 議案第105号
(私が所属する委員会で協議されました)
令和7年厚木市議会第7回会議(12月定例会議)の議案等
https://www.city.atsugi.kanagawa.jp/soshiki/gikaisomuka/5/7/r7gian_1/50106.html
これは、国が進める「誰でも通園制度」の法改正を受けて整備されたものです。
大きなニュースとして取り上げられることはありませんが、これは確かに一歩前進です。
制度が少しずつ、働く家庭に近づこうとしている証拠でもあります。
保育園の入園基準、誰が決めてる?
保育園を希望した家庭が、必ず抱く疑問です。実は基準は「園が決めている」のではありません。
国が示す制度の枠組みをもとに、県、そして市が運用します。
今回の条例改正は、その【入口の形】が少し柔らかくなる変化です。
選べなかったのではなく、仕組み上選択できなかったものが、少しずつ選択肢になっていく。
そんなイメージです。
https://www.city.atsugi.kanagawa.jp/material/files/group/26/kijun.pdf
病児保育が増えたら、暮らしはどう変わる?
多くの親が経験します。朝、熱を出したわが子を前に、予定していた仕事が全部止まる日。
休まなければいけない葛藤と、責任の間で揺れるあの気持ち。
病児保育が整えば、「仕事を辞めるか続けるか」ではなく、
「仕事も子育ても続けられる」が選択肢になります。
制度改正はそのきっかけのひとつです。
※厚木市の病児保育は広域連携をしており、
海老名市、座間市、綾瀬市、大和市、愛川町及び清川村と協定を締結し、相互に病児保育施設を利用できるようになりました。
学童待機児童。どこに相談すればいいの?
保育園を卒園すると、次に現れるのが学童問題です。
地域差もあり、案内も複雑で、「相談すべき場所が分からない」という声は本当に多い。
誰でも通園制度をきっかけに、今後は保育と学童が別の仕組みとして存在するのではなく、
【連続した育ちのライン】として整理されていく可能性があります。
どうして保育料は自治体によって違うの?
同じ県内でも保育料が違う。不思議に思ったことがある方も多いはず。
答えはシンプルで、自治体の財政と優先順位です。
どこに税を配分するか、どこを重点にするか。
その判断によって、まちの姿勢が表れます。
今回の改正で格差がすぐ消えるわけではありませんが、方向性は「地域差を縮める社会」に近づいています。

あとがき
子どもを育てること。働きながら暮らすこと。
どちらかを諦めたり、どちらかを我慢したりするのではなく、「両方を大切にできる社会」が本来の理想です。
制度の変化は、いつも静かに始まります。
派手な発表やわかりやすい劇的変化ではなく、「気づいたら選べる選択肢が増えていた」「当たり前だと思っていた不便が解消されていた」
そんな小さな変化の積み重ねが、10年後のまちの姿を形づくります。
そして制度が変わるとき、必ず問われるのは
「自治体が、どこまで本気で子育て世代に寄り添うのか」という姿勢です。
人口が減り続ける時代に、ただ制度を整えるだけでは意味がありません。
困ったときに相談できること、使える制度があること、
そして「安心して子どもを育てられる」と思える環境があること。
それが地域の未来を守る大切な基盤になります。
今回の条例改正は、その未来に向けた一歩です。
まだ答えが出ていない課題もあります。
足りない仕組みも、途中の議論もあります。
けれど、動き出した方向性は確かです。
これからも、制度の変化を「知らせる側」ではなく、「一緒につくる側」として
丁寧に見つめ、必要な声を届けていきたいと思います。
厚木で子育てする人たちが、「このまちでよかった」と胸を張って言える未来へ。
その道は、静かで小さくても、確実に前へ進んでいます。
◆ 令和8年1月 事業所の認可•確認の申請受付
◆ 令和8年2月 事業所の認可•確認の通知発送
◆ ホームページでの周知、予約システムの周知
◆ 令和8年3月 利用者の認定申請受付、通知発送
厚木市議会議員:望月 真実(もちづきまみ)
